FXで失敗した体験談を16人にアンケート調査しました。
FXは、高いレバレッジを掛けられる分、少ない金額で大きく利益を出せすことができますが、損をする時は一瞬でなくなってしまう可能性もあるハイリスク・ハイリターンな金融商品です。
そのため、失敗談も多くあると思い、今回、アンケート調査してみることにしました。
アンケートは以下のように実施しました。
回答して頂いた方、誠にありがとうございます。
それでは、早速、アンケート結果を見てみましょう。
- FXで失敗した体験談を16人にアンケート調査した結果
- 売らなくても置いておけば上がったかもしれないのにと、後悔
- 色々なFXの失敗
- いつのまにか寝てしまい、朝、起きて見てみると、マイナス1000pips以上
- ストレスをかかえながら金銭的にも損をしていた
- 知識が浅く、自分の感情でFXの取引を行ったことが、失敗の要因だった
- イギリスのユーロ離脱でトルコリラを持っておりロスカット
- 損切りしたところが最安値となっていた
- マネックス証券のトラップリピートイフダンで危うく資金を全部溶かしそうになる
- 連戦連勝でFXに対して自信過剰になってしまい失敗
- イギリスの欧州離脱でポンド円の取引でロスカット
- ニュースや指標などの情報を見ずにFXトレードして失敗
- イギリスのEU離脱時にポジションを持っていたが、仕事を転職したばかりで対応できず大損
- 2008年のリーマンショックで財産を吹き飛ばす
- 週末のポジションの持ち越しで大損失を被る
- 45万円で資産を増やそうと思いFXを始めたが、初めて3日で20万円減らす
- 損切が上手くできず損失を抱え、FXを辞める
- まとめ
FXで失敗した体験談を16人にアンケート調査した結果
※以下の()は、(年齢/住所/職業/利用しているFX口座)です。
売らなくても置いておけば上がったかもしれないのにと、後悔
事務の仕事をしているときに、FXが一時期会社で流行っているときがありました。
なので私も手を出してみることにしました。
20代前半ということもあり、よくわからずしていたので朝方からしていた株の情報番組を当てにしながらやっていました。
私は、ローリスクローリターンでいこうと考えていたので、一万円差益が出れば売りということを繰り返していました。
このときは、マイナスになっていました。
そして、いつもながらの情報番組を観ていると、「悪条件が重なって。」というコメントを聞き、予想レンジを見るとまた下がっていました。
そして、その日は、かなり下がったようで7万ほどの損失が出ていたので動揺し、すぐ売ってしまいました。
今思えば、売らなくても置いておけば上がったかもしれないのにと、後悔しか残りません。
(31/岡山県倉敷市/調理師/外貨どっとコム)
色々なFXの失敗
両建てになっていると思って反対の注文をしたつもりでいたら、両建ての設定にはなっておらず、決済注文になってしまった。
クイック注文で買い注文をしたはずが、ボタンを間違えて売り注文をしてしまった。
しかも、円安方向に動いて損失になった。
ポジション保有している時に含み損に耐え切れず損切りしたが、その後あまり時間が経たないうちに回復してしまい、すごい後悔したことがある。
デモ口座でお遊びで何の根拠もないまま取引して遊んでいたら、自分の本物の口座で、慌ててポジションを整理して事なきを得た。
なんとなくチャートを眺めているとポジション保有したくなってしまい、とりあえず注文したが、保有ポジションと逆方向に動き損を出した。
(29/岡山県岡山市北区/無職/ヒロセ通商)
いつのまにか寝てしまい、朝、起きて見てみると、マイナス1000pips以上
facebookで広告で、3000円のボーナスプレゼントとゆーのに、目を惹かれ、しかもウサインボルトのスポンサーというので、口座を開設してみました。
FX自体、知識が皆無でしたので、ネットで検索して、基本的知識を曖昧にうる覚えのまま、市場にエントリーしてみました。
1番最低のレートから、慣れようと思い、始めました。
仕事をしながらですので、ずっと貼り付いている訳にはいかないので、スキャルピングという手法でやってみようと思いました。
実際に出来るのは、仕事に向かう通勤電車の中、職場に着いて仕事にかかる迄の時間。
お昼の休憩時間。
仕事が終わって、自宅に着くまでの時間と、短い時間で、少ない利幅で売り、買いでやってましたが、就寝前に、布団の中でもう少しあがれーっと願って粘っていたら、いつのまにか寝てしまい、朝、起きて見てみると、マイナス1000pips以上。
やってしまったー。
コツコツ、ドカン!の典型的な行動でした!
(57/兵庫県高砂市/運輸業のトラック運転手/XM)
ストレスをかかえながら金銭的にも損をしていた
FXをはじめたばかりのころ、なんの知識もなく雰囲気や気分で売ったり買ったりしていました。
しかも一度買ってしまうと、持っている分の値上げ下げが気になってずっとチェックしないといられず、仕事も手につきませんでした。
なんの知識もないので自信がもてず、値動きがあると損をしていてもすぐに売ってしまったりと短期的な取引しかできませんでした。
ずっと見張って苦労した割りに全然儲からなかったり、どんどん値上がりするからこのままあがるだろうと思って買ったら最高値だったりと、ストレスをかかえながら金銭的にも損をしていました。
そういった取引に疲れてしまったので、今はたまに、気が向いたら買う程度です。
意に反して損してしまっても、すぐ決済しないことで値が戻ることを知りました。
(30/東京都新宿区/金融業の事務/SBIFX)
知識が浅く、自分の感情でFXの取引を行ったことが、失敗の要因だった
まずは、FXに関する基礎知識を身に付けないままスタートしてしまい、自分の勘だけでポジションを持ってしまった。
ここまで下がっているからそろそろ上がるだろうと、何の根拠もなく逆張りでポジションを持ってしまい、損失がでた。
次にロスカットのラインを設定せず、翌日まで持ち越してしまい損失がでた。
後は、ポジションを持つにあたって相場観をたてずに損をし、その日はそこでスパッと諦めるべきであったが、損を取り戻そうと新たにポジションを持ってしまい、さらに損失となり、完全に負のスパイラルに陥ってしまった。
利益が出ている際も、欲が出てしまいもう少し利益が出て欲しいとポジションを持ち続けた結果、利食いのポイントを見逃し利益が減った。
知識が浅く、自分の感情で取引を行ったことが、失敗の要因だった。
(31/長崎県長崎市/サービス業 事務職/XM)
イギリスのユーロ離脱でトルコリラを持っておりロスカット
イギリスがユーロ離脱すると言い始めてからかなり雲行きは怪しかったのですが、国民投票で離脱が決まった時にやられました。
トルコリラを多少持っていたのですが、離脱が決まったとたん暴落してしまって、ロスカット食らいました。
その前に切ればよかったのでしょうが、まさか、まさか離脱票のほうが多いとは考えていなかったので、離脱しないほうに決まって多少戻すかなぐらいの考えでした。
基本的に大きなイベントのある時にはフリーになっていないといけないという勉強はしていたのですが、あの時ばかりはタカくくっていました。
しかし、今になって考えてみると、あの時ロスカットでよかったです。
今のトルコは情勢も金融もあの時よりひどくなっているので、まだしがみついていたらもっと損していたと思います。
(49/栃木県日光市/交通 運行管理/GFT)
損切りしたところが最安値となっていた
ポンド円を取引していて、それまで下がっていたのですがなんども同じ範囲を行き来していたので底打ちをしたと判断していました。
他の有名な投資家さんたちもポンド円を買い下がっていましたので、私も買い下がりました。
すると、ある時大きく上がったので底どりできたと確信し、放置していましたが数分後要人発言が出て大きく下げました。
そこでも買い下がっていたのですが、追証が発生してしぶしぶ入金。
しかし、下げ止まらず、買い下がったことでさらに追証が発生。
仕方ないので入金せずに損切りをしたところ次の日、イギリスの指標でおおきく上がっていました。
あろうことか損切りしたところが、最安値となっていました。
入金しておけば爆益だったのにと、後悔してます。
(29/福岡市/無職/dmm fx)
マネックス証券のトラップリピートイフダンで危うく資金を全部溶かしそうになる
FXでトラップリピートイフダンと言うシステムトレードを行っている会社のマネックス証券では、トラップリピートイフダンと言うトラップを仕掛けてそれで上下のスイングにより購入と売却を繰り返し毎回500円ずつの利益を確定させていきました。
しかしこの手法としては、同じ範囲の中で行ったり来たりする分ではかなり収益を上げるのですが、一方方向に進んでいくと購入した債券の含み損が膨れ上がる危険性がありました。
当時、アベノミクスで売りから持っていたポンド円の債権が上昇を繰り返していた事で含み損がかなり広がり、危うく自分の資金を全部溶かしてしまいそうになりました。
トレードには絶対がないので、リスクヘッジはしっかりと考える必要があります。
(44/福岡市東区/クリーニング業経理/マネックス証券)
連戦連勝でFXに対して自信過剰になってしまい失敗
連戦連勝で自信過剰になってしまい、損切など必要ないと逆指値を入れずに注文するようになってしまっていました。
米国大統領選の時に、チャンスとばかりにドル/円ロングを大量に保有し、上がりきってから決済するつもりで決済注文も入れずに放置してしまったのが失敗だったのです。
トランプ当選確実を見るまで何もしなかったので、慌てて損切をしようとしたときには既にロスカットが執行されていました。
せめて途中経過を見ていればと後悔しましたが、自信過剰になっていたのが最大の敗因なのは明らかでした。
単純な思い込みだけでポジションを保有する怖さを改めて痛感する結果となり、一か月くらいはチャートを見る事さえできなくなりました。
幸い口座を分散させていたので破産にはなりませんでしたが、かなりのショックだったので注文ボタンを押すことすら難しくなり、トレードの再開までには三か月を要しました。
以降は逆指値は必ず入れるようにしましたが、後遺症が完全に消えるまでにはまだ相当時間がかかりそうです。
(60/愛知県豊橋市/無職/クリック証券)
イギリスの欧州離脱でポンド円の取引でロスカット
イギリスの欧州離脱(ブレグジット)の選挙が行われていた時のことです。
ポンド円での取引を考えていました。
予想では離脱しないという方が上回っており、離脱しない場合はレートが上昇するのではないかという考えがありました。
ところが選挙では当初、離脱が優勢でポンド円はどんどん下落していきました。
離脱しないと思い込んでいたので、もうこれ以上は下がらないだろうと思い、チャンスだとポンド円を145円付近でロングでエントリーしました。
安値を掴めたと思っていましたが、その後もレートは下がり続け、離脱優勢も変わらずポンド円は130円を割る展開になりました。
損切りもできないまま、口座資金が尽きてロスカットになり大損をしてしまいました。
その後は、チャートが急変する際にはエントリーしないことを心がけて取引をしています。
(32/香川県綾歌郡宇多津町/専業主婦/外為ex)
ニュースや指標などの情報を見ずにFXトレードして失敗
FXをやられている方たちなら、あるあるな出来事ですが、上がると思って買ったら下がりだし、下がると思って売ったら上がりだす。
そこで、ロスカットして、下がるなら売りに出し、上がるなら買いに入ると、市場の流れは逆になり、ただいたずらに損失を増やすことになる。
そして損失を膨らませながら、持ち直して利益に変わると、希望を抱きながら静観していると、好転しないまま結果強制ロスカットされてしまうことです。
私の場合は、ニュースや指標などの情報を見ることもなく、ただチャートを眺めて注文を出してしまうので、よくそうした失敗に陥ります。
もう数えきれないほどの失敗と、数十万単位の損失を出しながら、その度に、何でニュースや指標などの情報を見なかったんだろうと、悔やんでいます。
また、チャートも分析をしないで、上がり続けるなら(下がり続けるなら)と、思い込んでは注文してしまう癖があります。
この失敗に陥るまでは、順調に利益を出していても、全てが水の泡となり、投資した額を下回ってしまうこともあるのです。
(35/千葉県佐倉市/コンビニ店員/セントラル短資)
イギリスのEU離脱時にポジションを持っていたが、仕事を転職したばかりで対応できず大損
イギリスがEUを離脱する国民投票の結果が発表されるときに、離脱はないと思い、ロングしていました。
ところが大方の予想に反して、離脱するという結果が流れてから、一気に円高にシフトしました。
当時、仕事を転職したばかりで、その流れに対応することが出来ず、損切りをするのが少し遅れてしまいました。
アラートの通知がことあるごとに届き、どうしようもない時間だけが過ぎていきました。
やっと時間が取れて、状況を確認したところ、証拠金余力はギリギリで、これ以上円高が進行してしまうと、取り返しがつかない状況になっていました。
それから損切りを行いましたが、FX資金の9割を失った形となりました。
世界的な大きな流れが変わる瞬間に翻弄された、失敗談になりました。
(36/広島県広島市/メーカーの会社員/じぶん銀行)
2008年のリーマンショックで財産を吹き飛ばす
2008年のリーマンショックで財産を吹き飛ばしました。
その年の初めあたりからFXを始めていましたが、買えば儲かる状態で3~4か月ほどで資産4万円を20万円にまで増やしました。
なーんだ、FXって簡単じゃーん!と思っていました。
トレードが楽しくて仕方なかったです。
ところがそれは、住宅バブルの最後の上げに過ぎなかったのです。
相場は急落、資産はあっという間に強制ロスカットされてしまいました。
直後に懲りずに残った資産でポジションを持ち、コツコツとやっていくはずが下落トレンドの波にのまれ、追証、強制ロスカット。
その年の冬のボーナスを追証でFX口座に入れてしまったので、貯金ゼロに。
さすがに反省して、現在は外貨預金の代わりに、超低レバレッジでポジションを持っています。
(37/千葉県柏市/自営業/外為どっとコム)
週末のポジションの持ち越しで大損失を被る
FX歴はかなり長いと思うのですが、取り引きを始めた当初は手法や規律や資金管理など考えることなく感情的になりオーバートレードやナンピンを幾度どなく繰り返して
いました。
しかし、一番辛い思いをしたのが、週末のポジションの持ち越しをして月曜日のオープン時に大きな窓を開けて、大損失を被ったことが、今でも後悔しきれない思い出として心に残り続けております。
結局、その日だけで、-50万円程の損失を出してしまったのですが、多分大丈夫と言う気持ちが心の隙になり週末のポジションを持ち越してしまいました。
ロングやスイングでトレードする方なら週またぎのポジション持ち越しは当たり前でしょうが、デイトレードやスキャルピングでトレードする人にとって、ポジションを持ち越しするのは危険であり、破滅への一歩となるのです。
その日を教訓にして、現在もなんとか生き延びております。
(45/兵庫県神戸市垂水区/福祉関係/マネーパートナーズ)
45万円で資産を増やそうと思いFXを始めたが、初めて3日で20万円減らす
資金運用を始めようとふと思い立ち、FXをやっていた友達に口座開設の仕方を教えてもらいはじめました。
最初はレバレッジとはなんなのかも曖昧なまま始めており、45万円の資金で建玉を4,5くらい平気でかけていました。
忘れもしない、FXを始めて3日目の2015年8月24日事件は起きました。
私はアメリカドルを4本買っていました。
当時1ドル124円です。
アメリカ市場が始まった22時になると、あれよあれよとドルが下落して行くではありませんか。
一時116円まで下がりました。
訳もわからずパニックになった私は、20万円負けている状態でロスカットをしたのです。
45万円で資産を増やそうと思いFXを始めましたが、物の見事に3日で20万円減らしてしまいました。
(30/東京都墨田区/システムエンジニア/GMOクリック証券)
損切が上手くできず損失を抱え、FXを辞める
為替変動が大きく、動向が読めず、含み損を大きくしてしまいました。
日本株取引ならば含み損が出ても塩漬け状態にしておけば、数ヶ月後、戻す可能性がありますが、FXだと全く戻らないことが多く、怖さを感じました。
FXは損切りが大事だと言われますが、日本株ではバイ&ホールドでやっているので、損切りをしたくない気持ちから上手くできませんでした。
為替相場を頻繁にチェックするのが負担になり、損切りした分を取り戻さなければと焦る気持ちも負担でした。
為替相場の変動が読みづらく、上がるか下がるかを当てるギャンブル性が嫌になってきました。
結局、数十万の損失を抱えて約定し、FXは辞めました。
株取引をマイペースに続けて、FXでの損失分を取り戻し、改めて株取引の方が自分には合っていると思いました。
もう為替には手を出さないと思います。
高くつきましたが、良い教訓になりました。
(40/千葉県市川市/主婦、在宅ワーク/楽天FX)
まとめ
FXで失敗した体験談を16人にアンケート調査した結果を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
FXで失敗しないためには、成功者に学ぶよりか、失敗した人の意見を参考にする方がためになることがあります。
例えば、レートが大幅に動くイベント前にポジションを持ったり、損切せずに含み損を抱えたまま放置したり、自信過剰になったりすると、長い目で見ると良い結果にならないなどです。
FXは、失敗談も多いですが、その裏では成功している人がいるのも事実です。
よく勉強して、根気強く続けていくことで成功の光が見えるかもしれません。