このページでは、不動産購入で値引き交渉した13人の体験談を紹介します。
もしあなたが不動産を値引き価格で購入したいと考えているのであれば、是非、参考にしてみてください。
ちなみに、このアンケート調査は以下のように実施しました。
回答して頂いた方、誠にありがとうございます。
それでは、早速、アンケート結果を見てみましょう。
不動産購入で値引き交渉した13人の体験談
※以下の()は、(性別/年齢/職業/値引き交渉した不動産がある地域)です。
新築の一戸建てを値引き交渉した体験談
チラシで見つけた新築一戸建て住宅に興味を持って、現地を訪れて不動産会社の担当者と条件面で交渉を行いました。
分譲価格は3500万円でしたが、1戸だけ売れ残っているように見えたので、まず最初に3000万円という希望価格を提示しました。
しかし、不動産会社は値引き交渉を受け付けてくれなかったので、次に周辺の類似する物件の価格を示しながら粘り強く値引き交渉を継続しました。
そして営業担当の直属の上司と面会して希望を伝えると、ようやく3350万円という価格を示してもらえました。
それでも不満だったので、更に値引きを要求すると、業者は展示場で使っていた家具の無償提供を申し出てくれました。
そして提示された価格と家具の無償提供という条件で満足したので、購入契約を結びました。
(男性/38/中学校の数学教諭/神奈川県横浜市戸塚区)
その周辺の物件を探していたのですが、すぐ坂の下にある物件との値段が700万円以上ありました。
徒歩にすると、5分もないくらいです。
多分駅から21分ということで結構高く見積もられていたと思うのですが、駅から歩いても徒歩20分以上はかかるし、システムキッチンが他のところと比べて簡素な感じがしたのでそこを言って、もっと値引いてくれないか不動産屋さんを通して交渉してもらいました。
300万円安くしてほしい、少なくとも100万円は値引いてくれないともともと手が出ない物件でした。
なので、多少無茶かとは思いましたが、不動産屋さんにプッシュしてもらいました。
不動産屋さんがその戸建の販売の会社と仲がよかったというのも幸いして、140万円引いてもらうことができました。
ただ、週末になると他のお客さんでその物件購入の希望者が出てくるかもしれないので、金曜までにと言われ、たまたま遠方まで旅行していたのですが、急遽取りやめて、すぐに契約するために飛行機で戻りました。
(女性/35/専業主婦/神奈川県横浜市戸塚区)
中古の一戸建てを値引き交渉した体験談
免責事項に雨漏りがもしも何か月以降かに見つかった場合は、前の持ち主の責任になるという物があるのですが、私が購入した物件は一応雨漏りはないの事が確認できているという話だったので、もし万が一にも雨漏りがあったとしても責任は私の方になるという条件で、値引き交渉をしました。
仲介業者の方も、ほぼほぼ雨漏りがあるという事はないと言い切れるという感じだったため、それで交渉してもらいました。
詳しい金額は忘れてしまいましたが、確か2050万だったのが、半端の50万値引き交渉をして、上記に書いた様な条件で2000万にしてもらいました。
不動産となると額が大きくなるので、ちょっとわかりにくくなりますが、50万の値引きは大きかったです。
(男性/38/製造業/愛知県名古屋市緑区)
最初に家を見せてもらい、その後に知り合いの不動産屋さんに相談してみました。
中古物件ですと、15年以上経つ物件は家の価値がありません。
価値としては土地の価値くらいしかありません。
なのであまりにも高すぎると言い、最初は200万ほど値引きしました。
相手の不動産屋さんはしぶしぶ了承したのですが、知り合いの不動産屋さんにそれでも高すぎると言われました。
なので、もうすこし安くならないかと、こちらでこの値段ならすぐに買いますと値段を提示いたしました。
しかし相手の不動産屋さんは、さすがにそれは無理があると言われ、この値段以上は下げられないと言われました。
そこをなんとかと頼んだのですが、この値段で無理ならばこの話は無かったことにしましょうと言われ、買うのをやめました。
(男性/22/大工/宮城県黒川郡)
新築の分譲マンションを値引き交渉した体験談
全体的に値引きすることは難しく、値引きできないなら他の物件も値引きしないように念書のようなものを会社として出せないか?と交渉したが、そのような形式的な書類は拡散される可能性があるため、出せないということで、値引き交渉したものの、値引きはなしで購入を決意した。
物件が売れない場合に、値引きに走る場合もあるが、それは値引きという表現ではなくて、うまい具合に契約のキャンセルが出たという理由を付けて、契約キャンセルの手付金分を充当するという形で結局は安く提供しているようだが、やはり簡単には値引きということができないというのは、他を見てよくわかった。
売れないから値引きするということでなければ、仕方ないと思った。
(女性/37/主婦/神奈川県藤沢市)
結婚後、子供が生まれたことを契機に家を購入したく、自分の実家に近いところで探していました。
マンションの規模数が少なく、低層が開いているところがありだいぶ気に入りましたが、予算である4000万を少々超える4300万程度のマンションでした。
担当者とお話しした際には残り戸数が少ない、という事もありましたので、比較的に強気に、次のようにストレートにお願いしました。
「こちらのマンションを購入したいのだが、予算が4000万までしかない。値下げして頂くことは可能か?」
結果ですが、以下2つの事を条件に300万円値引きして頂きました。
①必ず購入する、という意思を示す。
販売員の上司の方が同席され、念を取られました。
なおサインなどではなく、あくまで口頭ではありました。
②掃除はある程度実施するが、部分的に割愛させていただく。
値下げ分の費用を工面するため、受け渡しの時の一部の清掃を割愛したいといわれました。
そこで部分的なところについては、自分たちで受け持つことを条件に値引きさせていただきました。
(床、窓などの自分たちでできる範囲をやることとしました。)
(男性/42/情報通信業/神奈川県川崎市)
中古の分譲マンションを値引き交渉した体験談
他社の同等の物件を競合させました。
また不動産業者も3社に物件を探してもらい、全部で10件ほどの物件を3つの不動産屋に競合し、値下げの度合いを確かめました。
同じ物件でも不動産店により、価格が違う事が解りました。
中でオーナーが解る物件は、仲介を通さずに直接面談に行った事もあります。
結果、中間マージンが無く、一割程度の領収書が出ない支払いがある位で、相場より3割近く安く買った物件もあります。
あとは同時に、自分のマンションを下取りに出した場合がありました。
登記費用など無料にしてもらったケースもあります。
マンションの場合は相場の2割位増しでチラシに乗る事が多いので、その分が値引き希望額として話を進めるのが良いと思います。
(男性/58/会社員 作業所/京都府京都市)
中古マンションで駅近で築年数の新しい物件を探して、いくつかの物件を見学しました。
1番気になっていたマンションを最初に不動産屋さんと見学に行った時は、値引き交渉に全く応じてもらえませんでした。
現在、居住中の持ち主が、同じ不動産屋さんの新築一戸建てを購入するようでしたので、少しでも高く売却したかったのでしょうか。
後に同じマンションのオープンハウスのチラシが入っていたので、最終日の終わるギリギリに見学に行きました。
まだ慌てて決めるつもりもなかったので、その辺はこちらにも余裕があったと思います。
営業の方が居られて、見学に来られた方の中に、持ち帰って明日連絡というお客様が2人いるとの事でした。
その場で値切りました。
ダメ元で。
「200万円安くしてもらえるのなら買います」
正直、予算オーバーで、そのままの価格ではむりがあったので。
そこまでは無理だと思いますが、と営業の方は少し汗をかいて言ってましたが、「無理ならいいので」と言い、取り敢えず、1番目のお客様の交渉で、すすめることになりました。
結果、売り主の方もその金額で良いと、あっさり成立しました。
売り主さんはこちらには住んでおらず、子供さんの住まいに購入したらしく、子供が就職で他府県へ行くことになり、売りに出したとのことです。
売り主さんも、他府県にすんでおられたので、何度も足を運ぶのが大変だったのかもしれません。
室内もリビングやダイニングはほとんど使用していなかったみたいで、綺麗な状態でした。
築年数5年のこの辺りでは1番人気のマンションです。
(男性/58/広告代理店の営業/大阪府堺市)
福岡市内の立地としては比較的便利で人気のエリアにある、分譲マンション2LDKを購入しました。
居住目的でしたが、リノベーションをして住む旨を不動産業者担当に伝えて部屋探しを始めた為、そもそもの予算が厳しい状況でした。
気に入った物件がありましたが、物件の売り出し価格とリノベーション費用を合算すると、予算を約100万オーバーする見込みだった為、物件を約100万減額してもらいました。
その後、リノベーション内容も選定し直して、トータルとして予算より100万程安く仕上がりました。
また、物件を購入した不動産業者の紹介でリノベーション業者を決めたので、相場に比べるとだいぶ安くなっていると思います。
それもこれも、不動産屋さんの担当者が良い方だったからに違いないと思います。
感謝です。
(男性/27/宿泊業/福岡県福岡市)
2150万で売りに出ていた、築20年の中古マンションを購入した際に、値引き交渉を行いました。
当時空き室で、内覧した時はバス・トイレはきれいにリフォームされていたものの、部屋の壁紙などは汚れもひどく、カビも生えている状態で、部屋のドアが壊れていたり、床のきしみ、畳もかなり古く傷んでいたので、2000万をきるよう最初は交渉しました。
その後、東日本大震災の時にできた壁のひび割れを発見し、再度値引き交渉を行い壁紙もリフォームしてもらい、最終的には1850万で購入しました。
半年以上買い手がつかなかった物件のようなので、売り主さんに申し訳ないと思いながらも値引を提示したところ、すんなりと了承してくださり、購入することができました。
(女性/36/主婦/東京都八王子市)
土地を値引き交渉した体験談
元々のオーナーはもうすでにマンションを購入しており、固定資産税の問題から早々に土地を手放したいようでしたが、すぐそばに新興宗教団体の施設があるため、なかなか買い手がつかなかったようです。
立地的にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどが充実しており、我が家は特に宗教施設があることをデメリットとは捉えなかったので、すぐに申し込みました。
土地はローンを組まずに買う予定でしたので、「いますぐ契約してすぐに支払うから値引きして欲しい」と交渉しました。
値引き額は多めに提示した方がいいだろうと思って、ダメで元々、の気持ちで販売額から1割弱の値引きをお願いしてみたところ、こちらの希望額での契約が成立してホッと一安心です。
(女性/37/「医療業」の「診療放射線技師」/北海道札幌市東区)
購入したい土地を決め、不動産に土地の買受け申込書を出す段階で、もとも不動産が出していた金額の40万円安い金額で買いたいと交渉しました。
近くの同じような大きさの土地との金額の差や、土地に付いている水道管の古さなどを理由にして交渉しましたが、自分達の他にもその土地に興味を持っている人や、買いたいと言っている人もいて、人気の物件だった為、金額の値引き交渉には応じてもらう事が出来ませんでした。
しかし、実際に水道管は古いという事を認めてくれて、不動産が取り引きしている業者を使い無償で新しい物と交換してくれると言われました。
気に入っている土地だったので、値引き交渉は諦めて水道管だけ交換してもらいその土地を購入しました。
(女性/30/主婦/山形県山形市)
家を建てるつもりで土地を探していました。
ある日チラシで見つけた土地は、80坪ほどの土地を2分割して売り出していました(A土地40坪、B土地40坪として)。
2つまとめて購入も可能とチラシには明記してあったため、2つまとめて購入することにしました。
2つまとめて購入するので少し安くしてもらえないか値引きの交渉をしたところ、あっさりOKがもらえて50万円ほどですが、値引きしてもらえました。
2分割は同じ広さに分けてあったのですが、A土地の方に水道管などの設備が整っていたため(上物なし)、B土地よりも50万高くで売り出していたそうです。
まとめて購入したためB土地側でそういった設備を整え治す必要もないためだと思いますが、値引きに応じてくれたようです。
(女性/39/主婦/滋賀県湖南市)
まとめ
不動産購入で値引き交渉した13人の体験談を読んできましたが、いかがだったでしょうか?
やはり、新築よりも中古物件の方が値引きはしやすいですが、新築でも条件次第では値引きできる可能性があることがわかります。
不動産は人生において、最も高い買い物です。
余程急ぐ事情でもない限り、慎重に購入を検討しましょう。