MLBで使われるtipping pitchesの意味は何？

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MLB

2023.04.262023.05.08

このページでは、『MLBで使われるtipping pitchesの意味は何？』という質問に回答しています。

tipping pitchesの意味を知りたい方は、是非、参考にしてみてください。

MLBで使われるtipping pitchesの意味は何？
tipping pitchesを含む例文一覧
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英語で野球観戦する時に知っておきたい用語やフレーズ

MLBで使われるtipping pitchesの意味は何？

まず、こちらをご覧ください。

Jose Suarez said he was told he was tipping pitches after the third inning. He changed his glove placement after that. He had allowed 5 homers in the first three frames.
— Sam Blum (@SamBlum3) April 25, 2023

エンゼルスの番記者がツイートしている文章です。

tipping pitchesというワードが使われているのがわかります。

tipping pitchesとは、無意識に投げる球種や速さなどの情報をバッターに伝えてしまっていることを意味します。

ということで、上記のツイートは以下のように翻訳できます。

「ホセ・スアレスは、3回裏の後に球種が読まれていると言われたと述べました。それ以降、彼はグローブの位置を変えました。彼は最初の3イニングで5本のホームランを許していました。」

この件に関して、野村克也著の野球論集成にMLB最後の規定4割打者として知られるテッド・ウィリアムズの言葉を引用して、以下のように書かれていたのを思い出しました。

「相手の打つ手は、事前にキャッチできるはずだし、また、その努力をしなければならない」
「投手は、捕手としてサインを交換した上で投げる。だから、投球モーションに入るときには、すでに投げる球が決まっている。そこに、わずかな変化が生まれる。必ずどこかに、癖が出る」
引用：野村克也『野球論集成』株式会社徳間書店, 2017年, p82

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MLBやプロ野球の世界においては、昔も今も変わらず相手投手の癖を血眼になって探していることがわかります。

相手投手の球種がわかれば、ヒットやホームランを打てる確率が格段に上がると考えられるため、それは当然のことかもしれません。

ましてや現代においては、動画で投手のモーションを何度も確認できますし、AIやコンピュータが劇的に発達していますので、分析も効率的にできるようになっているのでしょう。

ですので、投手は癖を見破られやすくなっていはずなので、非常に大変です。

tipping pitchesを含む例文一覧

The pitcher realized he was tipping pitches, so he worked with the coach to change his delivery. （投手は球種が読まれていることに気付き、コーチと一緒に投球フォームを変更することに取り組んだ。）
The opposing team quickly figured out that the starting pitcher was tipping pitches and took advantage by scoring several runs. （対戦相手のチームは、先発投手が球種をバレていることをすぐに見抜き、いくつかの得点を挙げることで有利に進めた。）
The catcher noticed the pitcher was accidentally tipping pitches and suggested a new set of signs for the next game. （キャッチャーは投手がうっかり球種をバレていることに気づき、次の試合に向けて新しいサインのセットを提案した。）
After reviewing the game footage, the team’s coaching staff determined that their pitcher was tipping pitches, which led to the loss. （試合の映像を検証した後、チームのコーチングスタッフは投手が球種をバレており、それが敗因であると判断した。）
To prevent tipping pitches, the pitcher practiced various strategies to hide his grip and delivery better. （球種が読まれるのを防ぐため、投手はグリップと投球動作をより隠すためのさまざまな戦術を練習した。）