株式投資で失敗した体験談を30人にアンケート調査しました。
昔と違って、今はオンライン上で簡単に取引できる株式投資ですが、全員が全員、上手くいく訳ではありません。
株式投資はゼロサムゲームではありませんが、失敗する可能性も高いです。
それでは、どのようにして失敗してしまうのでしょうか?
このアンケート調査では、その辺りをチェックして頂けたらと思います。
ちなみに、このアンケート調査は以下のように実施しました。
回答して頂いた方、誠にありがとうございます。
それでは、早速、アンケート結果を見てみましょう。
- 株式投資で失敗した30人にアンケート調査した結果
- 気が付けば退職金のほとんどをつぎ込んでいた
- サイトなどブログで見た内容と同じようにやって失敗
- 売った後に株式分割になってしまった
- 決算発表前に売っておけばよかったと失敗して後悔
- ライザップ株を再度購入したけれど株価は半値以下に
- 仕事の合間に頻繁にデイトレードをやって失敗
- 長期投資と短期投資の2つの失敗
- リーマンショックで株価が下がり損切するも、売却しなければ今頃と後悔
- 株式投資に勉強代は必要だと痛感
- 株式投資の信用取引で失敗
- 長年塩漬け状態の銘柄もいくつか保有
- ソフトバンクのIPO(新規公開株)で失敗
- 株主優待に釣られての失敗
- 少しの利益の為にリスク管理を怠り余計な損失を出した
- デモトレードで勘違いして、本番に臨むも失敗
- 投資顧問にお金を払って株を買うも失敗
- 乗り遅れないように飛びついて高値買いをしてしまうと失敗
- 「まだはもうなり、もうはまだなり」という格言があるそうですが、正にその通り
- 証券アナライザーの言葉を信じたことが失敗予兆だったと反省
- 株主優待に拘り過ぎたため、売却のタイミングを失った
- 業績が急激に悪くなり、そのことがきっかけで株価が大きく下落
- IT株やバイオ株に絞りすぎ失敗
- 株主優待だけを注目して株を購入して失敗
- 高値で売り抜けず、失敗
- 欲を出さずにこつこつ利益を出していけばよかったと後悔
- 優待だけを毎年受け取ろうという戦法で株式を始めたが失敗
- 新規上場株式(IPO)で失敗
- 投資中毒で仕事さえ出来るか不安な状態になった
- レバレッジを利かせた商品を保有資産全額ぶち込んでしまったことを激しく後悔
- 業績や値上がり率だけを見て安易に買い付けてしまったことを後悔
- まとめ
株式投資で失敗した30人にアンケート調査した結果
※以下の()は、(年齢/住所/職業/利用している口座)です。
気が付けば退職金のほとんどをつぎ込んでいた
仕事を辞め時間的余裕があったため、特に知識もなく株式投資を行いました。
最初はヤフーファイナンスの掲示板で上位に来ている銘柄を適当に購入し、利益がでたら売るというのを繰り返していたら、ひと月で10万円の利益が生まれました。
その後も知識がないまま、人気のある銘柄や、極端に下がった銘柄を購入し利益がでたら売るをくりかえしていました。
売買を繰り返すうち、買っては値が下がり塩漬け→損切り→赤字が増えるようになりました。
買っては値が下がるため熱くなり、投資額も膨らむようになりました。
気が付けば退職金のほとんどをつぎ込んでしまい、手元には全く残らなくなりました。
このままでは生活ができなくなると思い、借金を背負う前に足を洗いました。
初心者が勝てるような甘い世界ではありませんので、株をするのであればきちんと知識をつけてから売買することをお勧めします。
最終的に90万の赤字です。
(39/宮崎県/自営/楽天証券)
サイトなどブログで見た内容と同じようにやって失敗
株をやり始めてまだ1年そこそこですが、大した知識もなく初めはまぁ軽い気持ちでこんなの簡単簡単♪なつもりでやってました。
サイトなどでデイトレのやり方等それなりに調べて、一応サイトなどブログで見た内容の明日はこれを買え!みたいなの見て参考にしながらやってました。
同じようにやってるつもりでも、まぁ見る見るうちに資金が減りまくりで・・・・合計150万ぐらい年間で負けました。
同じようにやってるつもりでも、やはり、なかなかうまくいかないものだなぁと実感しました。
サイトなどはうまくいってるような話ばかりで、同じようにやっても決してうまくいかないかことを学びましたね。
それなりにチャートなどファンダメンタルなど、ポートフォリオなど見て実践して、ようやくわかってくるものだと思いました。
(39/愛知県豊川市/生産・製造業/SBI証券)
売った後に株式分割になってしまった
26歳のころ、勤めていた会社にて、入社当時から積み立ててきた持株会での株を退職後にどうするかを考えており、この後、数年は主人の仕事の都合により海外に同行することになっていました。
そのため、その時にすぐに売ってしまったのですが、そのあと、株が分割し、2倍になりました。
現在の値段は、その後どうなっているか悔しいのでみていませんが、もしもそのまま株を持っていたら、2倍の価値になっていたのかなと思うと、少し悔やまれるところです。
しかし、その売却した株で、生活するための必需品を購入したので、仕方がないと思っていますが、今後また、株を購入する場合には早まらずに長期的に持っているということも視野にいれて投資したいと思っています。
(31/静岡県浜松市西区/専業主婦/野村証券)
※株式分割では、必ずしも株価が上がるとは限りません。株式を分割したら、理論上は株価も2分の1になります。ただ、流動性が上がり、株価が上昇することはあり得ます。
決算発表前に売っておけばよかったと失敗して後悔
証券会社のオススメ銘柄を検索して、名前も知らなかった不動産投資会社の銘柄に目を付けました。
チャートを見ると3か月くらいずっと右肩上がりで、決算見通しも好調のオススメ銘柄のようだったので、よく調べもせずにすぐ1株1500円位で1単元100株購入しました。
決算発表予定日までチャートがどんどん上がっていき、決算発表前日には1600円くらいになっていたので、好業績が発表されればもっと上がるだろうとそのままにして、決算発表後に株価を見ると材料出尽くしで1300円位まで下落していました。
好業績なら必ず安心というわけではないこと、決算発表前に売っておけばよかったと失敗して後悔しました。
会社の業績は好調なのに、今はそのまま株価が低迷して塩漬けになってしまっています。
(38/千葉県浦安市/製造業の営業/楽天証券)
ライザップ株を再度購入したけれど株価は半値以下に
ライザップ株で過去に一度儲けた(3割くらいの利益で売ってしまいましたが)経験があること、また同社は景気良く?たくさんのCMを流し、他企業の買収も着々としていたことから今後も期待できるかも?と思ったこと、株主優待も良いことから、再度購入しました。
が、その後、赤字転落と今後の経営方針の大幅な変更が発表され、購入時500円ほどだった株価は半値以下になってしまいました。
現在は、新規M&Aを凍結し、構造改革に乗り出しているとのことなので、少しでも業績が回復し株価が上がればと思い、すがる思いでひたすら待ち続けています。
それでも、今なお3割ほどの損。
売るに売れないし、待つのが正解かもわからないし、気持ち的にも沈みます。
(30/奈良県橿原市/会社員 現在育休中/マネックス証券)
仕事の合間に頻繁にデイトレードをやって失敗
今から約12、3年前だったと思うが、仕事の合間に頻繁にデイトレードをやっていた(ちょうどライブドアショックが起こる前の時代)。
そのパターンは前日に値上がり率の高い銘柄に、翌日成り行き買いし、購入後にいくらか利益が出るように、値付けして、指値売りをして儲けていた。
勝率も高く、満足していた。
ある日、同様のやり方でターボリナックス(現ジオネクスト)の株を一株約60万で購入(上場来高値)したが、その後大暴落し、現在も塩漬け状態となっており、その株価は20円(本日時点)。
約60万円の含み損をしている。
大損ではないかもしれないが、上場来高値で購入してしまった点はとてもタイミングが悪かった。
この銘柄の将来性はなさそう気がしており、売ろうか塩漬けかすごく迷っている。
(41/東京都江東区/コンサルティング業界でITコンサルタント/SBI証券)
長期投資と短期投資の2つの失敗
以前、日産の株を長期投資を目的に購入していた。
日産の購入した株は、資金のある時に定期的に追加購入し株数を増やした。
配当金だけで、それなりに入ってくる株数を目標に追加購入を続けていた。
そして、ある時、突如まとまった額の資金が必要になったため、株を損覚悟で売却せざるをえなくなった。
結果的に大損してしまった。
また短期的に株を買って頻繁に売買をしていたら、売却したいタイミングで売却できず結果的に損をした。
その失敗で短期的な売買には慎重になった。
また下げ傾向にあるチャートの場合、株式の購入は慎重に行うようになったので、その経験は活きていると思うが、できればどちらの失敗もやりたくない。
この二つの失敗を経験したことで、株式投資は短すぎず、長すぎず、ということを意識している。
(35/大阪府箕面市/自営業/松井証券)
リーマンショックで株価が下がり損切するも、売却しなければ今頃と後悔
私は以前金融機関に勤めており、勉強のつもりでSBI証券に証券口座を開設しました。
そこで投資信託や株式を購入しましたが、すぐにリーマンショックが起こってしまいました。
購入した時の価格からがくんと下がってしまい、毎日気が気ではありませんでした。
1年程株式を保有していましたが、なかなか価格が戻らないので諦めて売却することとなりました。
損切りしてしまったので、普通に定期預金などで貯金していれば良かったと後悔しました。
また、現在は日経平均も当時より大幅に回復し、保有していた株式の価格も戻っていました。
あの時売却しなければ、利益は少なかったとしても損することはなかったのになと、今でも考えてしまうことがあります。
(31/広島県福山市/専業主婦/SBI証券)
株式投資に勉強代は必要だと痛感
株は安いところで買って、高くなったら売る。
こんな簡単なことなのですが、安くなったらつい飛びついて購入すると、若干の値上がりはあるものの、結局、値段が下がり塩漬け状態となってしまうことがよくあります。
どうやら調べてみると下落トレンドというものらしく、しばらく下がっていく途中での値上がりだったりするようで、配当金が入っても塩漬けで売るに売れず困ることがあります。
そのようなときは、再度値下がりした銘柄を購入し、平均価格を下げるドルコスト平均法というのがあるので、購入しても、やはり値段が下がったままでした。
配当金だけでなく、株主優待でもあれば持っていても構わないのですが、そうではないのが困りものです。
恋愛と同じ、とはよく言われますが、本当にその通りだと思います。
一社(一人)をずっと見て、性格(業績・展望)を見抜くことが必要だと思いました。
よく言われる、株式投資に勉強代は必要だと痛感しています。
(48/神奈川県横浜市神奈川区/便利屋/SBI証券)
株式投資の信用取引で失敗
昨年4月より株式投資を始めて、すかいらーくやADワークスなど優待株、低位株を買うようになった。
また8月から信用取引を始めて、東海カーボンやSUMCO、ネオス、ソースネクストなどを買っていった。
皆さん承知の通り、10月を境に株価が下落し始め、12月25日には18000円台をつけるまで乱高下する相場となっていった。
今思えば、8月から10月が一番の高値圏だった。
そんな時に手を出した、信用取引銘柄は軒並み評価損を抱えてしまった。
6ヶ月の制限取引のため、期限が迫っている。
信用取引では総額20万円のマイナスを抱えて、決済しなければならないことになりそうだ。
レバレッジが効いているからといって、安易に手を出すのは危険であると改めて、思い知らされた。
また底値圏で買うことの大切さを思い知った。
(42/埼玉県ふじみ野市/公務員/SBI証券)
長年塩漬け状態の銘柄もいくつか保有
名の通った企業で、値下がり率が大きい銘柄を押し目買いのつもりで買うことが多いです。
反発して上昇するとすぐに売却して、細かくキャピタルゲインを得るようにしています。
しかし、ずるずると下落するパターンも多く、長年塩漬け状態の銘柄もいくつか保有しています。
損切をしないので、預り金が少なくなると新たな取り引きができず、つまらない思いです。
昨年は日本株全体が良い調子で、頻繁にデイトレしてましたが、年末から全体的に株価が下落し、ポートフォリオの含み損が大きくなりました。
7年位株式投資は続けていますが、上手く行く時と行かない時が波のように交互にやってきます。
どちらかと言えば、上手く行かない時の方が多いかもしれません。
それでも株は止められません。
ローリスク・ローリターンで運用しているため、運用利率は平均10%ほどで大した収益は上げられていません。
(41/千葉県市川市/主婦、在宅ワーク/楽天証券)
ソフトバンクのIPO(新規公開株)で失敗
ソフトバンク上場のCMを観て、株の初心者だった私は遂にIPO株に挑戦する時がきた!と、興奮して、ほとんど何も調べずに抽選に応募しました。
初めての事だったし、IPOは人気だから、なかなか当選しないだろうと思っていました。
事実、一度は落選。
ですが、その後、補欠当選の連絡がありました。
選択の余地はあったはずなのに、当選したことに浮かれてしまい、むしろチャンスとばかり、これもあまり調べずにすぐに申し込んで無事購入。
その後は公募割れでスタートし、現在に至るまで大幅に下がる事はあれど、公募価格を上回る事は一度もなく、毎日株価の変動を見てはため息をついています。
しかし初心者ゆえ売り時もわからず、配当に期待してぐずぐずとしている状態です。
(50/兵庫県神戸市灘区/IT業のテスター/大和証券)
株主優待に釣られての失敗
いつも株主優待のある会社を選んで買っています。
最近、一番損したものは、アクトコールという会社の株です。
雑誌などで紹介されていたから買ったのですが、買ってすぐに優待が廃止になりました。
株価は、あっという間に半分になりました。
約40万損しました。
他にも、優待目当てに買ったのに廃止にされた会社がたくさんあります。
それでも懲りずに、株主優待のある会社を探して投資してしまいます。
配当も優待もない会社は持っていても何の得にもならないのですが、買った株はなかなか損切りできず持ち続けている私です。
ちゃんと会社の業績や財務状況などを知って投資すべきだと思っているのですが、つい「おすすめの株主優待」と紹介されていると、投資してしまう私です。
(42/大阪府藤井寺市/パート主婦/内藤証券)
少しの利益の為にリスク管理を怠り余計な損失を出した
兼業投資家の株取引では常に売買できる環境下にないため、逆指値(設定した株価に達した時に予め設定した注文が発動する注文方法)を活用してリスク管理を行う方が多いと思います。
リスク管理の為に、逆指値に到達した際の設定注文としては注文を確実に約定させるために成行注文が鉄則です。
しかし、私は欲を出して少しでも多くの利益を得るために、指値での設定注文をしていました。
その日、仕事を終えてポートフォリオを見てみると、持ち株は前日に比べ大きくマイナスになっていました。
その日の値動きを見てみると、逆指値に到達した株価はその後設定注文に僅かに届かず下落し続けていました。
結局、翌日の寄り付きで更に低い株価で処分しましたが、少しの利益の為にリスク管理を怠り余計な損失を出してしまいました。
(32/大阪府堺市堺区/製造業の研究員/SBI証券)
デモトレードで勘違いして、本番に臨むも失敗
初心者の頃にデモトレードで新興市場の銘柄をトレードしていまして、すぐにも資産が1.5倍にもなって「これは行ける」と勘違いし、当時の預金200万全てを注ぎ込み、新興銘柄をトレードしたわけです。
最初こそ直ぐに30~40万儲かるなどで利確し、そのまま直ぐに押し目買いと全額に近いトレードをしてしまったのですが、当時は相場の格言もアノマリーも知らずのトレードでしたもので、4月にピークをつけた後、連休明けに暴落を食らうわけです。
その後、すぐに初心者が損切りなど出来るはずもなく、ズルズルと下がってしまいます。
感覚が麻痺してよく分かりもせずに、雑誌やネットなどで損切りしなさいなどのワードが飛び込んできて半値近くになって損切りする訳ですが、ロスカットタイミングも資産配分もメチャクチャでしたね。
(47/三重県四日市市/自由業、フリーランス/マネックス証券、クリック証券、岡三証券)
投資顧問にお金を払って株を買うも失敗
株式投資で1年目に損失を出しましたが、少額だったので取り返そうと思いました。
自分で銘柄を選べばよかったのですが、手っ取り早く大きく勝ちたくて、投資顧問にお金を払って、ある銘柄を購入しました。
はじめは上昇していたのですが、あるIRが発表されたとたんにストップ安が連続2回という結果になり、買値よりもかなり安くなりました。
投資顧問の指示で、多少のリバウンドがあったところで売却して損失を確定しました。
その後、その投資顧問から、代わりになる銘柄を紹介されました。
私はまたその銘柄を購入したのですが、今度は買ってすぐに下落しました。
株は上がったり下がったり波打つものだから、もうしばらく保有を継続するようにとの指示でしたが、全く上がらず2か月が経過しました。
信用取引をしていたので、半年待ち続けましたが、結局、損切りをしました。
数万円支払って投資顧問を使ったのに、踏んだり蹴ったりの結果で、私は結果的に50万近く損失を出し、株式投資から撤退しました。
もう二度と株式投資はやりません。
(40/群馬県前橋市/専業主婦/松井証券)
乗り遅れないように飛びついて高値買いをしてしまうと失敗
私はサラリーマンのため、ザラ場を見ることが出来ません。
そんな環境で株式投資で一番失敗するパターンは、何かの材料が出て急騰した時に乗り遅れないように飛びついて高値買いをしてしまうことです。
材料にもよりますが、大体、翌日もしくは数日後に利益確定売りで反落して塩漬けになります。
機関やデイトレーダーの思う壺です。
また株価が下げ続けると、奈落の底まで下がるような感覚になり、最安値の時に損切りしてしまうこともあります。
直近では2018年12月の下げです。
見事にやられました。
こういう時は、少し上がり始めても確信出来ず、なかなか取り引き出来ません。
様子見している間に、するすると株価は戻っていきます。
今年に新規で買っていれば、おおよそ20%は利益になっているでしょう。
株式投資は焦りと狼狽は禁物です。
あとは余裕資金で無理せずやることが大原則です。
信用取引で身の丈を超えた取引をしていると、一度の失敗が致命的になると思います。
(49/神奈川県相模原市中央区/製造業 生産職/ライブスター証券)
「まだはもうなり、もうはまだなり」という格言があるそうですが、正にその通り
時間と資金が多少あったのでやってみました。
一応、株式投資の本を数冊読んで準備をしました。
最初は用語が分からなくて大変でしたが、なんとかクリアして始めました。
証券会社の担当者から何度か話を聞いてみたのですが、「個人投資家にはあまり良い話はしてもらえない」と噂に聞いていましたので、あてにしませんでした。
とりあえず現物取引で始めたのですが、売り買いのタイミングの見極めが難しくなかなか利益が取れません。
「まだはもうなり、もうはまだなり」という格言があるそうですが、正にその通りでした。
しばらくすると、値が下がって売るに売れない塩ずけ状態の銘柄が増えてしまい、信用取引で挽回しようとしましたが、かえって損失が拡大する羽目になりました。
結局、マイナスで手仕舞い、良い加減な知識では通用しませんね。
(60/北海道札幌市南区/運輸業/大和証券)
証券アナライザーの言葉を信じたことが失敗予兆だったと反省
2018年1月にいくつかの銘柄を買いました。
お正月のニュースや特番で、2018年後半には、日経平均が30000円に達すると予測されていたので、普段より多めに買い付けました。
しかし、翌月2月から下落して、2019年に入っても株価回復が思わしくないです。
株価値上がり重視狙いで、銘柄を選んだので、株主優待や配当金を含んでも利回りがとても悪いです。
テレビ番組やテレビで答えるような証券アナライザーの言葉を信じたことが失敗予兆だったと反省しています。
しかも、お正月だから悪いことはコメントしないですよね。
情報を得るタイミングを間違えてしまいました。
国際情勢のニュースも視野に入れて自分で、きちんと見極めないといけないなと反省しています。
(43/群馬県館林市/製造業の事務/SMBC証券)
株主優待に拘り過ぎたため、売却のタイミングを失った
株主優待が魅力的で長年保有していた株が、ある時大きく値下がりしてしまいました。
安くなったタイミングで優待枠を増やすのと、その後の反発を願って更に追加購入しました。
元々優待目当てで長期保有を考えていたので、その後は反発をただ祈るばかりでした。
その判断が大きな間違いで、何も出来ないまま株は更に大きく値下がりしてしまいました。
優待に拘り過ぎたため、売却のタイミングを失ってしまい、結果的に4分の1位まで値下がりし、大きな負債となりました。
今更売却する事も出来ず、このまま長期の塩漬けが確定してしまいました。
たとえ優待目的で保有の株でも優待に拘り過ぎずに、状況に応じた判断を臨機応変にしないといけないと感じました。
(35/三重県津市/自営業/SBI証券)
業績が急激に悪くなり、そのことがきっかけで株価が大きく下落
マネー雑誌で株主優待と高配当株の特集記事を読んだことがきっかけで、株式投資に強く興味を持つようになりました。
そこで株式ランキングをネットで調べて、最も配当利回りの高い銘柄に集中的に資金を投入しました。
最初はその会社は業績が良かったので、増配によって予想よりも大きな配当収入を得ることができました。
ところが次の決算では業績が急激に悪くなり、そのことがきっかけで株価が大きく下落しました。
しかも配当も減額されることが分かったので、このまま保有し続けてもメリットがないと考えました。
そこで持っている株式をすべて売ったのですが、購入したときの半値程度の株価で処分することになりました。
またこのことがトラウマになったので、その後は株式を購入するのを躊躇するようになってしまいました。
(33/東京都杉並区/警備会社の営業職/松井証券)
IT株やバイオ株に絞りすぎ失敗
IT株やバイオ株に絞りすぎた。
もっと分散しないといけなかった。
分散投資にしようと思った矢先に、アメリカ同時多発テロにて、日本株自体がアメリカに連動して爆下げしてどれも赤字になった。
そのまま長期でもち続ければよかったが、狼狽売りして損失を確定してしまって株式投資から手を引く事に。
元々タイミングが悪く、買えば下がる、売れば上がるの繰り返しばかりで、自分自信の判断の悪さに嫌気がさして、自分には向いていないんだろうと思われる。
もっと長期で保持するか、積み立てのように取得単価が平均になるような方法でリスクを下げて安全な方法が向いていると思われます。
うまくいってるトレーダーの研究をするとか、勉強をしてから、余裕ができたらまたチャレンジしようと思ってます。
(46/大阪府/IT情報処理 システムエンジニア/楽天証券、クリック証券)
株主優待だけを注目して株を購入して失敗
株主優待が目的だったので、株主優待だけを注目して株を購入しました。
ところが数ヶ月後、その会社が業績悪化を発表し、株主優待の内容を改悪するとの発表があり、株価が急落。
もともと私は株を購入したら放置してました。
というのは、株主優待や配当金が目的だったので、あとは株価からの利益については全く関心がなかったのです。
なので、株価が急落してしまったことを知ったのは、翌月あたりでした。
株価は下がったが、株主優待は変わらないままだったら気持ち的にホールドでいこう、と思えたけれど株主優待も改悪ということもあり、全く期待できず。
そのまま急落した株価のまま、赤字でホールド。塩漬け状態が続いてしまっています。
いっそのところ、思い切って売ってしまい、他で利益を出してリカバーするというやり方をとは思うけれど、自信がないのでホールド中です。
(39/東京都品川区/事務職/SBI証券)
高値で売り抜けず、失敗
株を始めたのはリーマンショック後で、100年に1度の下落とばかりに毎日新聞の紙面を賑わせていました。
私は100年に1度ならと、口座を開設しました。
株取引で有名な名古屋の人の真似をして、私は日本マイクロニクスという会社の株を見つけました。
リーマン前に比べて株価は4分の1程になっていて、私は1000株買いました。
その後の下落で買いましていきました。
数年がたち、日本マイクロニクスは発電に関して大発明をしたかも?と発表しました。
そこから毎日、みるみるうちに私が購入した平均株価の10倍以上になりましたが、ネットではいやこれからまだ10倍率、100倍となるだろうとの記事ばかりで、私は売るのをためらいました。
株価は高値付近でしたが、マイクロニクスは結果を出すことが出来ず、株価はみるみるうちに下がっていきました。
後で分かった事ですが、前述の名古屋の投資家は高値で売り抜け、私は今日は下がっても、明日は上がるだろうと思いっていましたが、結果最初の株価付近まで下がりました。
何故高値で売り抜けなかったんだろう、余り欲張ってはいけないなと勉強になりました。
しかしながら、今でもあの時は失敗したなと、日本マイクロニクスの名前を見ては、悔しくなるばかりです。
(44/兵庫県姫路市/物流業/SBI証券)
欲を出さずにこつこつ利益を出していけばよかったと後悔
ニーサができてから株式投資を始めました。
最初は安定している企業を選んで購入していたのですが、キャピタルゲインを求めて株価の低いオンキョーの株式を購入しました。
少し上がってはまた戻るぐらいの感じでなかなか利益を出せていなかったのですが、一度アップル社のアイフォンと接続できるイヤホンが発売されて、アップルショップでも取り扱われるというニュースで株価が三倍ぐらいになり、利益も大幅に出ていたのですが、まだまだ上がると欲を出して高値の状態で買い増しをしてしまい、今では高値からの五分の一になり二百万ほどのマイナスになりました。
すべて売却したわけではないので、もしかするとまた上がるかもですが、今のところは取り返せるかあやしいので、欲を出さずにこつこつ利益を出していけばよかったと後悔しています。
(41/大阪府門真市/印刷業 印刷機オペーレーター/マネックス証券)
優待だけを毎年受け取ろうという戦法で株式を始めたが失敗
知識がほとんどないので、塩漬けにして優待だけを毎年受け取ろうという戦法で株式を始めました。
クオカードや飲食店で使える優待券(長野なので限定されます)など、実利が目に見えて分かる株ばかりを毎月少しずつ買っていきました。
毎月何かしらの優待が届くように買っていきました。
たまには株価をチェックし、多少、株価が下がっても何年か持っていればペイされるという考えで持ち続けました。
株価が上がったものも、そのままにしておきました。
1年くらいが経過して、一通り優待をもらって、2年目に入った頃に優待が来ていない銘柄に気づきましたが、株価が暴落していました。
現状で買った時よりあがったものもありますが、下がっている銘柄が多く、優待停止になったものもいくつかあり、200万くらいつぎこんで50万くらいマイナスになっています。
まあ大した失敗ではないですが、浅はかな考えで買うものではないなと思いました。
いつ売ろうか困っています。
東京オリンピックが始まるまではいいのではないかと思っていたのですが、放置しすぎました。
(39/長野県長野市/サービス業/楽天証券)
新規上場株式(IPO)で失敗
新規上場株式(IPO)で失敗したことがあります。
公募価格を下回って塩漬け状態になり、なかなか公募価格を上回りませんでした。
IPOは初値が公募価格を上回ることが多いので、簡単に儲けられる感覚があると思います。
実際に私も何回か一般によく知られているメジャーな会社の抽選に応募し、当選したものはすべて公募価格を上回りすぐに売却して利益を得ていました。
メジャーな会社であれば、公募価格を下回ることはないだろうという思いがあったため、特に会社の業績など細かいところは調べずにIPO抽選に応募してしまったのが最大の過ちです。
IPOは抽選に当選することが難しいので、当選したときには”やった!”と思うのですが、実際上場して公募価格を下回ってしまうと、やり切れない気持ちでいっぱいになります。
この後はこれを教訓として、対象会社についてよく調べることにしています。
自分なりに調査して結果うまくいかなかった場合は、いさぎよく損切りする方針としています。
(51/埼玉県川口市/通信機器メーカーのソフトウェア開発/SBI証券)
投資中毒で仕事さえ出来るか不安な状態になった
株価があがって700万くらい儲かった事を忘れず、なぜかタイミングに失敗し続け、自分が必ずまた儲かるという変な野心というか、変な欲望にとりつかれていました。
きづいたら危険なFXまで手を出し、あっという間に資金がそこを尽き果てこれでは投資中毒で仕事さえ出来るか不安な状態でした。
そのため、全財産なくす前に資金は家の奥さんの口座に移してました。
そうでもしない限り、自分が絶えず(カネがない)カネカネから頭から消えず何一つできず困っていました。
またむかしは、株式などにしても店頭に行かなければいけないかったが、スマホが出来た為、決済、買い付けが早い回転になった為、その分損失が大きく膨らんだと言うことです。
しかしながら、おかげ様でマイナスは避けられて、終わったから良かったです。
(45/神奈川県横須賀市/運送業/野村證券)
レバレッジを利かせた商品を保有資産全額ぶち込んでしまったことを激しく後悔
昨年11月、日経225に連動しさらに2倍の値動きをするETFを購入しました。
アベノミクススタート以降、年末に向けて12月は株価が上昇する流れがあった事、10月初旬に2万4400円をつけていたこともあり、2万2000円が底値と踏んだ私は思い切って全財産100万円を一気に投資してしまったのです。
ところが2018年12月は波乱の相場でした。
なんと日経平均は2万円の壁を突き破り、1万9000円まで下落してしまったのです。
そのおかげで含み損が大きく膨らみ売る事もできず、さらに全財産を投資してしまったことからリカバリーもできず今にいたります。
ずっと回復することを願って塩漬け状態ですが、レバレッジを利かせた商品を保有資産全額ぶち込んでしまったことを激しく後悔しています。
本当に辛いです。
(34/愛知県名古屋市/病院職員臨床検査技師/楽天証券)
業績や値上がり率だけを見て安易に買い付けてしまったことを後悔
私は長期で保有する銘柄と短期で保有する銘柄を分けています。
短期保有の銘柄を選ぶときは、その日の値上がり率ランキングを参考にするのですが、とある会社の業績がとても伸びており株価も上昇していたため、この会社は今後伸びる!と思って買い付けをしたところ、読みが外れてどんどん株価は下落していきました。
よくよくその銘柄詳細を見てみると、売買参加者が少ない銘柄で1日の取引量が多くなく、少数の投資家の行動で価格が大きく左右しているような状態でした。
そのため、一度に大量の売りが出されると、価格の変動が激しくなかなか元に戻りません。
業績や値上がり率だけを見て安易に買い付けてしまったことを後悔しています。
今後は日中の取引量もきちんと確認しなければと、教訓になった取引でした。
(28/福岡県福岡市/専業主婦/SBI証券)
まとめ
株式投資で失敗した30人にアンケート調査した結果を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
株式投資において、絶対に失敗しない方法というのはありません。
もし100%儲かるなんて話があったとすれば、それは詐欺だと思って間違いありません。
このように多かれ、少なかれ、株式投資は失敗するものだと思った方がいいです。
それでも成功する人は、そこから立ち直り、成功するまで続けた人だと言えます。
ただ、その成功した人であっても、油断すれば一寸先は闇の世界です。
それでも、しっかりとリスク管理をすれば、失敗は最小限に抑えることができます。
今後、日本が完全にデフレを脱却して、インフレ率が上昇すれば、ただお金を持っているだけでは価値が目減りしてしまうという時代がそこまで来ているかもしれません。
その時に、株式投資で資産運用するというのは必須だろうと思います。
ただ、だからと言って、インフレになってから株式投資を始めたのでは、勉強不足で失敗する可能性が高いです。
まだ始めていない人は、今から株式投資を勉強することから始めてみてはどうでしょうか?